「そういえばさっき「しゃいたーん」って言いましたが、どなたです？シャイたん…可愛らしい愛称のようですが」
	「ちがうちがう。ああ、姫様は知らなかったんだっけ　神々への復讐の機をうかがっている魔神…ようは我々の敵ね」
	「全然かわいくないじゃないですか」
	「最近は何でも自分をパワーアップさせるアイテムを探してるとか」
	「なんてご都合主義な代物を…」
	「もしかしたら王宮に間者を忍び込ませてるかもよ～？」
	「かんじゃ…？　え、病院じゃなくてですの？」
	「ちがいます、間者です！　スパイよスパイ」
	「スパイ…なんだかかっこいい響きですね！」
	「いや笑い事じゃないからね？姫様が誘拐なんかされた日にゃ国の一大事だからね？」
	「大丈夫です！　そんな時には必殺技で撃退しますから！」
	「必殺技？」
	「こう…らぶ♡びーむって…」
	「姫様いろいろわざとやってない？」

【アリババと王たちと封印の本】

■ 第1話「ある日、ある書店にて」
■ 第2話「王宮の術師」
■ 第3話「砂漠の姫、復讐の魔神」
■ 第4話「暗躍」
■ 第5話「いま、解かれし封印」
■ 登場人物紹介（相関図）

【ネイトとネクベトのこの人ってどんな人？のコーナー！】

① アリババ
② モルジアナ
③ シーリーン
④ マウラベーラ
⑤ ネクベト
⑥ ウプウアウト
⑦ ラー
⑧ シャイターン